第一弾 伝説のヤクザ 悪魔のキューピー 大西政寛(中編)
前回の続きになります。
向井組の大西は波谷組との和解の場で拳銃を出す暴挙に出たが、これがきっかけで波谷組と面識を持ちのちに波谷組の組長となる波谷守行さんと繋がりができたとされている。
同時期に土岡組組長の土岡博の舎弟となっています。
16歳の時食堂でビールを飲んでいる大西に海軍の軍人が「お前のようなガキがビールを飲むのは早い」と言われると、大西は刃物で軍人の腹を刺し片耳を切り落としてしまうということをしてしまう。
この一件で大西という危険人物が世間に知れ渡ってしまいます。
その後第二次世界大戦で大西は中国へ軍人として出兵し、主な役割として中国では捕虜の斬首役をしていたといわれています。
「首を切らされる物は切られるものより根性がいるけど」というセリフは有名になります。
大西自身は中国での経験は極力話すことはなかった。ただ母親の前だけではヒソヒソと戦争体験を語ったともいわれています。
残虐で凶暴な大西でさえ中国での経験は悲惨な現状だったと想像されます。
そんな時代の中第一次広島抗争が勃発する。
土岡組の悪口を言った桑原組の物を大西が成敗する中で、小原薫の左腕を切り落とし、さらに小原の叫び声を聞いて駆け付けた、兄弟分の左腕も切り落とすという事件があり
大西の異常な残虐性が世間に知れ渡るようになりました。
童顔でかわいい顔に反して異常な残虐性から悪魔のキューピーと言われるようになった。
後半に続く